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ウソツキ大人2

どーも僕です。
長かったんで分けましたの2回目です。
よければいっこ前のも読んで下さいね。




小さなウソならつかない方がいい。せめて『産気づいた妊婦を助けていたんだ』くらいは言いたいものだ。
しかし『渋滞もしていたし救急車もなかなか来られないから、タクシーを呼んで病院へ送って行ったんだ』ではつまらないし、彼女もすぐにそのウソを見破るだろう。

この場合は『救急車が来られないのに出産がはじまってしまい、どうしても仕方がなかったので祖母が助産婦をしていた経験からボクが取り上げることになった』とした方がエキサイティングな展開だ。
彼女にはツッコむ隙をあたえず『周りを歩く女性にお願いをして囲いを作ってもらい、いよいよ出産がはじまった』とすればとりあえず、「で、どうなったの?」と彼女もその続きが気になるはずだ。

『ところがそこで大きな問題が発生した!』もう彼女はキミが遅れたことなどどうでもよくなっている。
『なんと子供は逆子だったんだ。いくらボクでも逆子を取り上げた経験まではなくてね』ごくりとツバを飲む彼女。
『だけれども見捨てることなんて出来ない。その妊婦が頼れる人間はボクだけだから』軽く感動を覚える彼女。
『どれだけの時間が流れたのだろう。妊婦の体力も限界に近い。まわりの人々の表情から不安の色がうかがえる。そんなとき「がんばれ」と誰かが言った。その声はしだいに大きくなり、妊婦を、そしてボクを励まし続けた』ここで彼女もキミにがんばれと言う。
『時間がすぎていった。1分が1時間のようにも感じられたし、一瞬のようにも感じられた。ボクの頭の中はほとんど真っ白だった。瞬間、赤ん坊の泣き声で我にかえった。沸き上がる歓声。その時初めてボクは赤ん坊を無事に取り上げた事に気が付いた。愛おしそうに赤ん坊を見つめる女性。遅くやって来た救急車に二人を乗せると、ようやく二人を助けられた安堵と心地よい疲労感、そして生命の誕生に直面したことへの大きな感動がボクにやってきた。
その時の感動をボクは一生忘れない。……ところで待った?』

『ううん、今来たトコ♡』


 ウソとは想像力とユーモアである。これは簡単そうでなかなか難しい。なんせ僕なんかこの方法でまだ許してもらえたことがないのだから。


昨日の打ち合わせに遅刻したのでね…

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ウソツキ大人

どーも僕です。
唐突にコラムです。
だって小説・文学に登録してるのに、書いてない気がしたから。
2回に分けますね。



ピノキオの鼻はなぜのびるのか? 
妖精にウソをつくと鼻ののびる魔法をかけられたからだ(たしか)。
ピノキオはそのおかげでウソをつかなくなった。
それはそうだろう。
のびた鼻はとっても不格好だろうし、何と言っても動きにくい。
コーヒーだってうまく飲めないし、振り向けばとなりのやつの顔面を打ちすえるに決まっている。
大好きなあの娘だって困ってしまうことだろう。
キスをする時にお鼻がじゃまになってしまうのだから。
そんなこんなでピノキオはウソをつかなくなった(たしか) 。

ウソをついてはいけない。
これは子供の頃から常識として刷り込まれてきた事だが、実はこれはウソだ。
ウソはついてもいい。それが上手いウソならばなおさらいい。
それは人間関係を円滑にし、キミの人生を充実したものにするだろう。
憶えておくといい、 大人のというものは上手くウソをつく生き物だ。

例えばデートなどに遅れてしまい、飲みたくもないコーヒーを何時間もおかわりし続けている彼女を和ませるウソは遅刻をしない事よりも重要だ。
待ち合わせ場所のちょっと前から走り出し、軽く息を切らせておくなんて姑息なウソではダメだ。
それで許してくれるのはたぶん天使くらいだろう。もし相手がそんな女性なら結婚を考えてもいい。
しかし大抵こんな時にはひどい怒声、胸をえぐる罵詈雑言、スネの激痛、高い食事という連続攻撃を受けることになる。
場合によっては最後にアクセサリーなどでトドメをさされることもあるかもしれない。
それを避け、なおかつ「待った?」「ううん、今来たトコ♡(肩に雪などあればよりいい)」という形に持っていく話術が『上手なウソ』というわけだ。


さて、次へどうぞ。

ついでに押していくといい
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